雑誌やネットで格安SIMサービスを探しているときなどに「MVNO(エム・ブイ・エヌ・オー)」を一度は見たことあるかもしれませんが、深い意味までは知らない人が多いかもしれません。

しかし、格安SIMで人気のLINEモバイルもMVNOと密接に関係しています。

MVNOは、「ドコモ、au、ソフトバンク」などの大手通信キャリアから格安SIMカードに見直しを考えている方なら、必ず知っておくべき言葉!

現在のところ大手キャリアを利用している人で、データ通信料の安い格安SIMや端末自体が安い格安スマホに変えることを考えているならMVNOがおすすめです。

っということで、今回は「MVNOとは?キャリアとの違い、価格の違い、解約金は?MVNO事業者の数は?」このような流れでお話をしていきたいと思います。

そもそもMVNOとは?

ぎょろめぎょろめ

「なんどか目にしたことはあったんですが、そのまま知ったふりをしてたんですが、その”MVNO”。」
「そもそも、なんですかね?」

イッソイッソ

「MVNOは、簡単に言えばLINEモバイルなどの格安SIM会社のことです」

ぎょろめぎょろめ

「というか、ぜんぜん”格安SIM”っぽくはないんですけどね」

イッソイッソ

「確かに」

そもそもMVNOは、「Mobile-Virtual-Network-Operator」の頭文字からきた略語で、日本語にすると「モバイル-バーチャル-ネットワーク-オペレーター」またの名を「仮想移動体通信事業者」と言います。

名前の最初に”仮想”とついていますが、これはインターネットや電話に必要な通信回線の設備がなく、MVNOの自社ブランドはスマホや携帯電話などの移動体通信サービスだけをメインとして、ユーザーに提供しています。

MVNOとキャリアとの違い

ぎょろめぎょろめ

「おいら達の中で有名な”ドコモ、au、ソフトバンク”とMVNOって、何が違うの?」

イッソイッソ

「先程もお話したように、アンテナや回線が違いますね」

大手通信キャリアは、日本全国にアンテナ立て、回線を引いています。回線を引くことで、インターネットや電話ができます。

しかし、MVNOには回線がありません。

ぎょろめぎょろめ

「でも、その回線がないと、おいらの大好きなインターネットができないんじゃないの?」

イッソイッソ

「だから、借りるですよね」

ようするに、MVNO会社が、つながりのあるドコモ、au、ソフトバンクと契約をして、回線をレンタルするわけです。

ぎょろめぎょろめ

「最初っから、ドコモとかauで契約しておけばいいんじゃないの?」

イッソイッソ

「そこがポイントなんですよね!」

キャリアよりもMVNOの月額料金が安い理由

MVNOと呼ばれる格安SIMカードを販売するLINEモバイルなどの会社の月額料金が大手キャリアに比べると安いんですよ!

理由としては、通信網が大きく関係しています。

大手キャリアはインターネットや電話が使えるように、日本全国にアンテナや回線、基地局を設置しています。

それに対して、アンテナや回線んど設置するわけではなく、MVNOは大手キャリアから回線をレンタルして、顧客にサービスを提供しているんですね。

通信網や研究開発費に必要な巨額の初期投資を抑えられるために、サービス運営コストをグンと安く抑えているんです。

逆に、大手キャリアは、全国のいたる所に通信網を設置しているために、コスト面が高くなり、結果的に月額料金が比較的高く設定されているわけなんですね。

キャリア 通報プラン データ通信 オプション 月額料金
ドコモ 2,500~3,000円 5,000円 300円 約8,000円
au
ソフトバンク
MVNO 通報プラン データ通信 オプション 月額料金
mineo 約2,000円 約2,000円
楽天モバイル
TNEモバイル
DMM モバイル

特にMVNO会社で人気のLINEモバイルは、直接回線を設備しているわけではなく、「ドコモ、au、ソフトバンク」からレンタルでして、ユーザーに提供しています。

そのため、キャリアよりも月額料金が安く、ライバルのMVNO会社よりも通信回線が速いのが特徴です。

MVNOを利用すれば契約期間が短い、解約金が1000円、無料!

大手キャリア(docomo、au、SoftBank)には”2年縛り”という言葉があり、契約違反することで違約金を支払わなければいけませんが、基本的にはMVNOは”半年から1年”と短いのが特徴。

ぎょろめぎょろめ

「2年縛りっで、契約違反って、、、どゅこと??」

イッソイッソ

「簡単に言いますと」

¥大手キャリアでスマホやタブレットを購入し、ネットや電話を契約すると、2年間の利用期間が設けられます

この契約期間2年内で、解約すると、契約を破るということで、違約金が発生します。

大手キャリアの解約金額(違約金)
ドコモ 9500円(税別)
au
ソフトバンク

また、大手通信キャリアの契約は2年が近づく何ヶ月か前にメールや手紙で利用者にお知らせをしてくれる”わけではありません”。自動更新で契約が継続さることが多いんですよね。なので、知らないうちに最初に契約してから2年間が過ぎてしまい、継続して2年間の契約が成立するんですよ。

ぎょろめぎょろめ

「2年以内に、docomoからauに乗り換えようとし、辞めてもダメなの?おなじキャリアだと思うけど?」

イッソイッソ

「ダメッ!」

格安SIMを販売しているMVNO業者にも、契約期間が設けられていますが、6カ月~1年と短いのが特徴。

ぎょろめぎょろめ

「ちょっとまったぁ!」
「そんなこと言いながら、MVNO会社は、短い期間で解約した時に、15万とか10万とかぼったくるんじゃないの?え~?どうなの?」

イッソイッソ

「契約期間内に解約をする場合は、契約金を支払わなければいけませんが、キャリアと同等で約9000~95000円が設定されています」

それから、2019年9月から改正にともない、MVNOに新しく契約されたユーザーに対して、たとえ最低契約期間に解約しても、支払う価格は1000円だったり無料という格安sim事業者が増えています。

MVNO名 最低契約期間 解約金 備考
楽天モバイル 12ヶ月 9,800円 2019年9月30日以前に申込分
Y!mobie 24ヶ月 9,500円 スマホプランRの場合
mineo なし 無料
UQ mobile 24ヶ月 9,500円 料金プランを変更する場合、契約解除料無料
イオンモバイル なし 無料
LINEモバイル 12ヶ月 9,800円 音声通話SIMをご利用の場合
IIJmio 12ヶ月 上限12,000円 SIMを申込またはSIM変更申込の場合

格安SIMを取り扱うMVNO事業者は約700社

ぎょろめぎょろめ

「”MVNO”の会社の数って、日本では、まだ少ないんですよね?」

イッソイッソ

「いいえ、多いですよ!」

2019年12月時点、日本国内で格安SIMを取り扱うMVNO事業者は、約700社以上もあります。

ぎょろめぎょろめ

「そ、そんなに?」

イッソイッソ

「しかし、700社以上もあるMVNO会社も、少ない数しか知らない人が多いのも事実」

これには理由があり、

  • テレビやネットでCMを流しているMVNO会社
  • もともとの知名度の高い会社が格安SIMカードに参入した

この2種類が特徴。

そのため、キャリアを解約してMVNOに契約する人のほとんどは一定以上の知名度とユーザ数を抱えていますね。

「楽天モバイル」「mineo」「ocnモバイル」「ID mio」「U-mobile」「NifMo」「UQモバイル」「LINEモバイル」といった会社やブランドがMVNOです。

それから、MVNOの会社は高い競争率のため、サービスを終了が多いのも現状です。2017年のMVNO会社の数は900店以上ももありましたが、2019年では700店となっているために、競争が厳しいことがわかります。

2009年にイオンモールで初めてSIMが販売

ぎょろめぎょろめ

「ちゅうか、なんで格安のSIMカードを契約するMVNOとか初めたんですかね?」
「大手キャリアはMVNOに回線などをレンタルしなければ、もっともっとワタシ達から月額料金をがっぽりとれるんじゃないの?」

イッソイッソ

「やりたくても、できなくなったんですよ!」

2007年から日本の行政機関のひとつ総務省が、所要3キャリアが独占禁止法上の問題になる恐れがあると考えていました。

独占禁止法とは?
  • 一握りの大手企業が市場を独占することを防ぎ、企業が公正に競争できる環境を整えるための法律

1990年代から3キャリアが電話回線の独占状態となっていたために、総務省が2007年から緩和しようと動き始めていました。

そこで、以前から他事業者の参入支援という考えて始まったのがMVNOの業者を加えて、独占市場をやわらげることです。

日本初となるMVNOの登場は2009年、b-mobile(日本通信)が、ドコモのFOMAに対応した格安SIM(イオンSIM)が、ショッピングセンターのイオンモールで契約できるようになり、ここで初めてMVNO業者が一般的に認知され始めたんですよね。

総務省が、大手キャリアの独占を緩和することで、
MVNOの事業者にプラン枠を増やし、月額料金を下げることで、
私たちユーザーにたくさんの選択肢をあたえてくれたんですよね。

現在は既存のインターネットプロバイダーなどが多く参入し、格安SIMの普及率も年々増加中。

2000年5月、デンマークMVNOモデルの法案が可決

ぎょろめぎょろめ

「やっぱ、日本っていいよね~、MVNOって、すごいワタシ達的なユーザー目線じゃん!、」
「なんか、日本は終わったとか、廃れたとか言われてるけど、ぜんぜんそんなことないじゃん!」

イッソイッソ

「あ、でも、MVNOは日本発信じゃなくて、ヨーロッパですよ!」

ぎょろめぎょろめ

「え?まじ、それ」

イッソイッソ

「まじまじ」

欧州の通信市場の自由化、新たな規制の枠組み、より優れた2G、それに続く無線加入者数の急増を考えて、1990年代からMVNOの制度が動き出しました。

より良いサービスとより安価な携帯電話を可能にする新しい技術の需要が急増させるため、MVNOの制度が始まったと言われています。

そして2000年5月、デンマークの規制当局に初めてMVNOモデルの法案が可決。そこからヨーロッパ、アメリカ、そして日本に伝わったわけですね。

MVNOが契約量(=データ量)をどのように決めるのか?

これがシムモビの考えです。だって収益がないと投資は出来ませんから。主たる事業が別にあってそちらで十分に稼いでいる、少々の損失は仕方ない、とりあえずMVNO事業をやってみよう!そんな気前のいい企業がMVNOをやるのであれば話は別ですが…。

一般的に企業は利潤を求めます。そう考えたなら収益がないと契約量を増やすわけにはいかないのです。原価ばかりが上がってもそれを吸収できる売上・収益がないと利益は生まれません。では収益は何かというと「ユーザー数」です。